2021.06.14 フィリピン人採用外国人採用ノウハウ特定技能
外国人労働者を受け入れるメリットとデメリット、注意点を徹底解説!
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外国人労働者を受け入れる際は、受け入れるメリット・デメリットを詳細に把握しておく必要があります。
何も把握せずに外国人労働者を受け入れると、想像していた成果を得られなかったり、日本人従業員との間でトラブルが起こるなど、各種問題が生じる可能性が高いです。
本記事にて、外国人労働者を受け入れるメリット・デメリット、注意点について詳細を解説していきます。
外国人労働者を受け入れるメリット
まず初めに、外国人労働者を受け入れるメリットについて見ていきましょう。
外国人労働者を受け入れるメリットは下記の通りです。
- 人手不足を解消できる
- 勤勉に働いてくれる
- 会社の多国籍化を進められる
人手不足を解消できる
外国人労働者を受け入れる最大のメリットは「人手不足を解消できる」点です。日本は少子高齢化の影響で、慢性的に働き手が不足している状態です。
特に、製造業や介護業、飲食業など特定の業種で人手不足が深刻化しています。
外国人労働者を受け入れることで、人手不足を着実に解消することが可能です。人手不足が解消できれば、会社の業績向上にも繋がります。
加えて、人手不足で実現できなかった事業拡大なども視野に入れることができるでしょう。
勤勉に働いてくれる
お国柄にも左右されますが、外国人労働者は勤勉に働いてくれる人が多いです。
もちろん、中には勤務態度が悪かったり、楽をして稼ごうという外国人労働者もいますが、外国人労働者の多くは、家族を養うために来日して働いています。
母国で働くよりも日本で働いた方が稼ぎが良いケースが多いので、一生懸命働いてくれます。
会社の多国籍化を進められる
外国人労働者を雇うことで、会社の多国籍化を進められます。
特定技能の在留資格によって、これまで外国人労働者とは縁がなかった会社でも、外国人労働者を雇いやすくなっています。
外国の文化・価値観などを知る機会になり、今後の海外進出や外国人採用に活かすことが可能です。
会社の視野が広がれば、それが新たなビジネスの創出につながることも。労働力の確保が目先の目標にはなりますが、長期的な視点で見ても外国人労働者の受け入れは会社にメリットをもたらしてくれます。
外国人労働者を受け入れるデメリット
外国人労働者を受け入れる際は、メリットのみならずデメリットも生じてきます。
外国人労働者を受け入れるデメリットは下記の通りです。
- 指示伝達の相違が生じやすい
- 生活のサポートを行う必要がある
- 日本人労働者との間でトラブルになる
指示伝達の相違が生じやすい
外国人労働者の多くは、日本語でのコミュニケーションに不慣れです。
こちらの指示伝達が外国人労働者に上手く伝わらないこともあります。
日本語は世界中の言語の中でも、習得難易度が高いことで有名です。来日したばかりの外国人労働者に対して、いきなり日本人と同じようなコミュニケーションを要求するのは避けた方が良いでしょう。
漢字ではなく「ひらがな」を多様する、単語を中心に使ってコミュニケーションを行うなど、指示伝達に相違が生じないよう工夫が必要になります。
生活のサポートを行う必要がある
外国人労働者を雇った場合、仕事のみならず日常生活全般のサポートも行う必要があります。
生活用品・食料品の購入や銀行口座の開設、地域住民との交流など、外国人労働者が日本で問題なく暮らせるよう、サポートしなければいけません。
日常生活の充実が、仕事のパフォーマンス向上にも繋がってきます。
外国人労働者としても、会社から日常生活の支援を受けることで安心して仕事に専念することが可能です。
日本人労働者との間でトラブルになる
日本人労働者の中には、外国人労働者に対して偏見を持っている人も一定数存在します。外国人労働者によって、自分の仕事が奪われてしまうと思ってしまう日本人労働者も出てくるかもしれません。
このような心理的な要因が相まって、外国人労働者と日本人労働者の間でトラブルが起こってしまうことも。
仕事場で円滑なコミュニケーションがとれなくなり、業務効率が落ちてしまう要因になってしまいます。
外国人労働者を受け入れる際は、日本人労働者に対してあらかじめ情報を共有しておくことが大切です。外国人労働者がどのような文化・価値観を持っているか、日本人とどのような点が異なるかなど、日本人労働者に対して伝えておく必要があります。
外国人労働者を受け入れる際の注意点
外国人労働者を受け入れる際は、下記の点に注意するようにしてください。
- 在留資格を保有している
- 最低限のマナーを守れている
在留資格を保有している
必ず確認して欲しい点が「在留資格を保有しているか」です。近年、外国人労働者の受け入れ拡大に伴って、不法滞在している外国人も増えてきています。
不法滞在者を雇ってしまうと、会社にも要らぬ疑いがかけられていまうので、注意しなければなりません。
外国人労働者を受け入れる際は、在留資格の証明書・パスポートなどを必ず提示させましょう。
コピーの場合だと、証明書を改ざんしている可能性もありますので、必ず「原本」を確認するようにしてください。
最低限のマナーを守れている
受け入れ予定の外国人労働者が、最低限のマナーを守れているかどうかも確認するようにしてください。
こちらが話しているのに他の外国人労働者と会話していたり、明らかに挑戦的な態度をとってくる外国人労働者も一定数います。
外国人労働者に対しては、最大限サポートを行う必要がありますが、サポートすべき相手はあくまでも「真面目に、一生懸命働いてくれる外国人労働者」です。
面接や面談の段階で、明らかに最低限のマナーを守れていない場合は、採用は見送った方が賢明でしょう。
外国人労働者を受け入れる際は、メリット・デメリットを事前に把握しておこう
このように、外国人労働者の受け入れには、それぞれメリット・デメリットがありますので、外国人労働者を受け入れる前に、メリット・デメリットを把握しておくことが大切です。
メリット・デメリットを踏まえないで外国人労働者を受け入れてしまうと、雇用後のトラブルに発展しかねません。
外国人労働者の受け入れは、すでに現場で働いている日本人労働者の理解も必要になります。
事前に研修などを通じて、外国人労働者に対する理解を深めておくことも重要です。
すでに外国人労働者を受け入れている同業他社に意見を求めるのも有効でしょう。
本記事を参考にしていただき、外国人労働者を受け入れる際の、メリット・デメリットについて理解を深めていただければ幸いです。
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