2020.03.18 フィリピン人採用外国人採用ノウハウ
介護とフィリピン人
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実際にフィリピン人介護士っているの?
現在活躍しているフィリピン人介護士のほとんどが、26万人もいると言われている在日フィリピン人です。この人たちは就労制限がなく、日本の文化も理解しているので、仕事にも入りやすいんです。
介護業界で在日フィリピン人の数が増えはじめたのが2008年。ここから徐々に首都圏を中心に拡大していきました。2012年頃もまだ認知度が低く、「なんとなく外国人はちょっと…」という風潮がありましたが、それもここ7、8年でガラッと様変わりしました。今はむしろ在日フィリピン人を雇用していないところを探す方が難しいくらいで、どの施設に行っても「うちはすでに何人か雇っているよ」というところがほとんどです。
働く現場をちょっとカスタマイズ
たくさんの施設で働くフィリピン人ですが、得意・不得意はもちろんあります。得意なところは、人とすぐに仲良くなってしまうところ。明るい性格で人懐っこく、誰にでも自分から話しかけられるので、入居者様ともすぐに距離を縮められます。
反対に苦手なところは、(これはフィリピン人だけではなく外国人一般に言えることですが)、介護業務につきものの『記録』。アルファベット文化で育ってきているので日本の文字が苦手なんです。こればっかりは地道にひらがな、カタカナ、漢字に慣れてもらうように教育していくしかないのですが、その一方、現場にも改善を提案させていただくことがあります。
例えば、『記録』は日本人が行い、現場の業務をフィリピン人が行うように業務を分担したり、手書きの記録からアルファベット変換できるようなiPadなどの端末での記録に変えていただいたり、双方にアプローチしていくのです。フィリピン人だけを一方的に日本人のように変えようとしても、どうしても無理が生じてしまいます。ですので、そこはお互い歩み寄りをして業務を改善していきましょうと、ご提案しているのです。そこまでできるのも、フィリピン人専門で事業を行なっている当社だからです。
フィリピン人は、在日だけじゃない
現在は在日フィリピン人が多く活躍している介護業界ですが、当社はマニラ支店も持っており、現地で人材を採用して紹介することも可能です。これは特定技能の就労ビザを取得する働き方になります。
「今すぐ人がほしい」という介護現場には在日フィリピン人をご紹介し、今後開設する施設や人手が足りなくてオープンできていない施設には在比フィリピン人を育てる。そんな計画的な人材戦略もお客様のご要望に合わせて作り上げることができます。例えば半年間の計画を立てたとしたら、その間に日本人と同じように働けるように教育することが可能なのです。
厚労省のお墨付きです
現在マニラに住んでいるフィリピン人でも日本の介護資格を取得した人たちは数多くいますし、過去に技能実習で日本に3年間住んでいた人たちもいます。また、日本で働きたいから「日本語検定を取得した」という人たちもいます。こうした方々は日本の厚労省のお墨付きでもあるわけですね。実は日本でも様々な法整備をして受け入れ態勢を整えているんですよ。
どんな状況にも柔軟に対応できる
おそらく今後も外国人受け入れに関する制度は変わっていくでしょう。しかしその前にEPA、技能実習生、在留資格(日本で介護福祉士の資格を取得した場合の申請ビザ)、特定技能などの法律があり、まずはこれらをどう上手に運用していくかが課題です。当社はこういった制度の活用にもノウハウがあります。一般的な人材会社であれば「なんとなくなく分からない」ところも、当社であればマニラ支店とうまく連携を取りながら、他社にはできない最適解を導き出せるでしょう。